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Stratus One View コンソールの初期 IP アドレスを取得・設定する

Stratus One View コンソールの初期 IP アドレスを取得・設定して、Web ブラウザから初めて One View コンソールにアクセスするために使用する初期 IP アドレスを決定します。

: Stratus では、Stratus One View コンソールに静的 IP アドレスを使用することを強く推奨します。DHCP アドレスは、One View のアップグレードや再インストール時などに失われる可能性があります。アドレスが失われた場合、管理対象となる各プラットフォームで everRun 可用性コンソールを使用して、プラットフォームの One View コンソール IP アドレスを変更する必要があります。

One View アプライアンス、または仮想マシン (VM) は、通常は動的ホスト構成プロトコル (DHCP) を使用してその初期 IP アドレスを設定します。お使いの環境で DHCP がサポートされている場合、以下の最初の手順に従い One View アプライアンスのコンソールにログオンして初期 IP アドレスを取得します。後日、One View コンソールにログオンする際に静的な IP アドレスを設定できます。

お使いの環境に DHCP サーバがない場合には、2 番目の手順に従い、コマンド ラインを使って手動で静的な IP アドレスおよびその他のネットワーク設定を指定します。

この 2 つの手順では everRun システム上の One View アプライアンスのゲスト オペレーティング システムにアクセスする方法を説明していますが、Avance ユニットや VirtualBox システムの VM コンソールでも同様の手順を実行できます。

One View コンソールの DHCP による初期 IP アドレスを取得するには

  1. everRun 可用性コンソールで、[仮想マシン] ページを開きます。
  2. One View アプライアンスを選択し、必要な場合は [起動] をクリックしてアプライアンスをブートします。VM が稼働状態になるのを待ちます。
  3. [コンソール] をクリックして One View アプライアンス コンソール ウィンドウを開きます。コンソールが空白の場合、コンソール ウィンドウをクリックして任意のキーを押し、スクリーン セーバーを無効にします。
  4. [ログイン] プロンプトで、「root」ユーザとしてデフォルトのパスワード「admin」を使ってログオンします。
  5. コマンド プロンプトで「multisite network --display」を実行して、出力された IP アドレスを記録します。次の例では、IP アドレスが 10.71.160.53 になっています。

    # multisite network --display
    Network Information:
    ip=10.71.160.53 cidr=16 dns=10.68.40.9 dns=10.68.40.10 gateway=10.71.160.1 bootproto=static
  1. exit」と入力して Enter キーを押し、コンソールからログアウトします。
  2. One View のインストール作業を続行します。 これには、ステップ 5 で記録した IP アドレスを使って One View コンソールにログオンします。手順は「Stratus One View コンソールに初めてログオンする」を参照してください。

静的なネットワーク設定を構成する

お使いの環境に DHCP サーバがない場合、One View アプライアンスのコマンド ラインで multisite network コマンドを使用して初期のネットワーク設定を指定します。コマンド オプションを表示するには、「multisite network --help」を実行します。

次の手順は、通常必要となるネットワーク設定を構成する例を示します。お使いの環境に適したネットワーク設定がわからない場合には、担当のネットワーク管理者に問い合わせてください。

One View コンソールの静的 IP アドレスおよびネットワーク設定を手動で構成するには

  1. everRun 可用性コンソールで、[仮想マシン] ページを開きます。
  2. One View アプライアンスを選択し、必要な場合は [起動] をクリックしてアプライアンスをブートします。VM が稼働状態になるのを待ちます。
  3. [コンソール] をクリックして One View アプライアンス コンソール ウィンドウを開きます。コンソールが空白の場合、コンソール ウィンドウをクリックして任意のキーを押し、スクリーン セーバーを無効にします。

  4. [ログイン] プロンプトで、「root」ユーザとしてデフォルトのパスワード「admin」を使って VM にログオンします。
  5. コマンド プロンプトで、multisite network コマンドを次の形式で入力します。

    # multisite network --ip=staticIpAddress --mask=subnetMask
    --gateway=gatewayIpAddress --dns1=dnsAddr1 --dns2=dnsAddr2

    たとえば、10.71.160.53 の IP アドレスとその他のネットワーク設定を構成するには、次を入力します。

    # multisite network --ip=10.71.160.53 --mask=255.255.0.0
    --gateway=10.71.160.1 --dns1=10.68.40.9 --dns2=10.68.40.10

    ARPING 10.71.160.53 from 0.0.0.0 eth0
    Duplicate:False

  6. multisite network --display」コマンドを実行して、新しいネットワーク設定を確認します。たとえば、前の手順で指定した設定を表示するには、次を入力します。

    # multisite network --display
    Network Information:
    ip=10.71.160.53 cidr=16 dns=10.68.40.9 dns=10.68.40.10 gateway=10.71.160.1 bootproto=static

  7. exit」と入力して Enter キーを押し、コンソールからログアウトします。
  8. One View のインストール作業を続行します。 これには、静的な IP アドレスを使用して One View コンソールにログオンします。手順は「Stratus One View コンソールに初めてログオンする」を参照してください。
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